日時 2015.10.30
場所 南伊豆 須崎
渡船 すさき丸 http://www6.shizuokanet.ne.jp/susaki77/

今年は台風の影響でなかなか釣りに出掛けられない週末が続いていましたが、10月30日に南伊豆の須崎に出掛けてきましたのでご紹介いたします。そうは言っても好天での釣り日和であったということでは無く、もともとはメーカ主催のグレ釣り大会の予選に参加するつもりで入間に出掛けたのですが、西風による高波で大会は中止となってしまい、釣りができる地区を探して急遽お世話になった渡船屋さんでの釣果報告になります。車を移動させて支度を済ませると06:30を過ぎたところでした。すっかり明るくなった2番船での出船になりましたが、意外と爽やかな気分で磯に向かいました。須崎半島の先端にある、さば根は風波の影響を受けていそうな気配でした。船長から、もう少し半島を回り込んだところに良い磯があることを告げられて渡礁した磯は矢大臣です。

船着きに釣座を構え、先ずは潮流を確認すると右大臣の方向に良い感じで潮が動いている様子です。40センチオーバーのグレをターゲットにしてグレ針の6号にハリス2号を選択します。偏光グラス越しに水中を観察してみると、沈み根が点在していますが、良型を掛けたときの取り込みは、釣座である船着きまで魚を誘導できるかがポイントになりそうです。潮もぼちぼち動いていそうなので、うまく潮に馴染むような仕掛け作りを心掛けます。タナは浅目で良いと思いましたが、最初は竿1本から始めることにしました。沖に向かって払い出すサラシが出ていたので足下とサラシの横にコマセを打ち、サラシに乗せて刺餌を同調させていたところ、20メートルほど沖で良い感じにウキが沈んでいきました。仕掛けが馴染んで潜っているのか魚のアタリなのか判断できずに少し糸を張ってみると、挿し餌をかじっている感触が竿先に伝わってきました。軽めの合わせで魚のサイズと種類を推測してみた感じでは、タモ入れは必要なさそうなこととシャープな突っ込みが無いことから、きっとこの時期に釣れてくれる美味しいアレに違いありません。いつものサイズより少し重い感じがしていましたが、足元まで寄せてみるとイサキにしては良型サイズです。釣り始めてから数投目でこのサイズのイサキをゲットできることは滅多にありません。コマセが効いてくれば良型グレも混じることを期待して、潮流が変わるまではこのパターンで攻めることにしました。沖に向かって払い出すサラシが出ていたので足下とサラシの横にコマセを打ち、サラシに乗せて刺餌を同調させていたところ、良い感じでウキが沈んでいきました。型の良さそうな重量感は感じられましたが、期待しているシャープな突っ込みがありません。珍客のウスバハギは元気なうちにご帰還いただき、グレが出てきそうなポイントを探ります。ぼちぼちコマセも効いてきたのか、足元は手の平サイズの尾長グレに囲まれてしまったので目先を変えて沖の潮流に仕掛けを流していると、ウキを引ったくるような当たりで、合わせたと同時に右に左に走っていきます。青物であることは想像できますが、ヒラソーダガツオのお出ましにすっかり忘れかけていた存在を思い出し、秋磯の開幕を再認識しました。ヒラソーダとマルソーダのどちらが美味しいと言われていたかも忘れておりましたが、念のため持ち帰り用の処理を施し同じポイントでヒラソーダを追加します。

この後は潮も止まってしまい、休憩タイムに突入しますが、止まっていた潮も動きだし、少し風も出てきたためか水面がざわついてきて良い雰囲気の中で、釣り方も少し遠投に切り替えることにしました。磯際に餌取りを釘付けにしておいてからピンポイントでグレ用のコマセを打つパターンで狙っていると23センチクラスのグレが釣れ始めました。しばらく同じパターンを繰り返しているといい感じに落ち着いていたウキが奇麗に入っていきましたので、すかさず合わせを入れると魚の重量感が伝わり、心地良い35センチのグレの引きを堪能することができました。この次は40センチオーバーを釣らねば、と頑張りますが上手くはいきません。釣りに夢中になっていると、時間はあっという間に過ぎるもので納竿が近づいていました。


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