日時 2015.08.01
場所 南伊豆 入間
渡船 福寿丸 http://fukujyumaru.wix.com/fukujyu


7月の中旬から台風の影響で釣行できない週末が続きましたが、梅雨も明けて晴天に恵まれている8月1日に南伊豆の入間に出掛けてきましたので状況をレポートします。出船後に3隻の渡船は牛根方面に向かいましたが、別の渡船が釣り倶楽部のイベントなのか、30名ほどの乗客で賑わっています。この時期に磯取り合戦になるとは思いもしませんでした。第一候補の河伍は諦めて赤島への渡礁も考えましたが、中木地区方面まで移動して君掛で頑張ることにしました。釣座は船着きを選択して偏光グラス越しに水中を観察してみると、沈み根が多く大きなハエ根が伸びているので、良型を掛けたときの取り込みは、船着きまで魚を誘導できるかがポイントになりそうです。潮もぼちぼち動いていそうなので、うまく潮に馴染むような仕掛け作りを心掛けます。タナは浅目で良いと思いましたが、最初は竿1本から始めることにしました。沖に向かって払い出すサラシが出ていたので足下とサラシの横にコマセを打ち、サラシに乗せて刺餌を同調させていたところ、30メートルほど沖で良い感じにウキが沈んでいきました。仕掛けが馴染んで潜っているのかアタリなのか判断できなかったので、少し糸を張ってみると、挿し餌をかじっている感触が竿先に伝わってきました。軽めの合わせで魚のサイズと種類を推測してみた感じでは、タモ入れは必要なさそうなこととシャープな突っ込みが無いことから、きっとこの時期に釣れてくれる美味しいアレに違いありません。いつもより少し重い感じがしていましたが、足元まで寄せてみるとイサキにしては良型サイズです。

コマセが効くには少し早い気がしましたが、魚が集まっているのか確認するために同じポイントを流してみるとヒットパタンのようです。ラッキーと思いながら満タンになったクーラーを想像しますが、世の中はそんなに甘くありません。こんな時に限って潮の流れが変わってしまうものです。先ほどよりも緩くなった潮の中で仕方なく別のパタンを模索していると、久しぶりにウキに魚信が現れます。一気に引き寄せにかかるとシャープな突っ込み、これはもしかして本命かと思った瞬間にゴンゴンと頭を振る感触が竿先に伝わってきました。たぶんイスズミだろうと思いながら足元で浮かせてみると、水中で40センチほどの黄色っぽい魚影を確認しました。南伊豆の名物である大判イスズミに加えて、アイゴの魚影が濃いことをすっかり忘れていました。同じポイントに仕掛けを流しても同型サイズのアイゴが食ってきてしまうので、狙い目を変えて少し遠投してみると先ほどのポイントよりも少し潮が動いているようです。綺麗なアタリが出てやり取りを開始しますが、すぐに底に突っ込んでいくシャープな引きと重量感で、竿がのされそうになるのを必死に絶えますがなかなか浮かせることができません。ウキが視界に入ると底に突っ込んでいくのを3度ほど繰り返した頃には、良型の本命が脳裏に浮かびましたが、苦労して水面まで浮かせた魚体が50センチクラスのイスズミであることを確認して虚脱感に襲われました。釣りに夢中になっていると時間はあっという間に過ぎるもので2時30分の納竿が近づいていました。今回は本命の良型グレに出会うことはできませんでしたが、また近いうちにチャレンジしようと思います。

翌日の晩御飯ではこんな感じになりました。


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