日時 2010/05/10
場所 三重県尾鷲(ゴルゴ)
渡船 藤尾渡船 090−3480−2690


 ゴールデンウイークはでっかいグレがたくさん釣れているのに俺は仕事。つらい、仕事がつらい。生きていることがつらい。ウズウズ、イライラが臨界点になろうとするころ、待ちに待ったフレックス休暇に突入。釣りをしたい。釣りまくりたい。5月10日、天気予報は午後から雨、11日も雨。デカバン狙うには最高のコンディション。まずは尾鷲の藤尾渡船から。おっと、ここで誤算発生。ウネリが入るから赤岩のほうへは出られないとのこと。予報ではウネリは午後から、見た目は静かでウネリも小さいけど船長が言うから仕方がないですね。ドマクラの北カドに上陸。ここは3回目だが過去2回とも不発である。今回も不発。弁当船で移動。いずれも下げのときに来ている。おそらく上げのときポイントになるのでしょう。サワに移動するが12時ごろに船が来て、もうじきここもウネリが入るからってことで内磯に移動することになった。ここでは38cmのグレ1匹。こういう状況になったのでチヌ狙いに変更、割亀を要望するが先客がいたのでその横の割亀スベリに乗る。久々の内湾、とても静かである。全然、潮が動いていない。気圧のせいか、潮止まりが2時間ほど遅くなっている。かすかに右から左に動くがでかい沈み根を周っていくため、たとえ掛けても拾えない。潮が動いているのは後のゴロタ岩のところだけ・・・食材確保だ。皆のもの、集まれ!仕掛けをゆっくり沈め、底付近で止めると、・・・ウキがキュッと入る。カサゴ、ソイ、メバル。10匹キープしてあとは小さいのからリリース。メバルとカサゴの大きいのは25cmありました。14時ごろ船長が様子見に来たのを機に、割亀の先客はすでに帰っていたのでそちらに移動。このころから雨が降り出す。ベストコンデディション、半夜で、雨で、上げで、ポイントは・・・あ・そ・こ。せっせとコマセを撒き撒き。2時間経過、全く反応なし。16時か・・17時30分ころが勝負とにらみ、コマセは絶やさず、気晴らしに反対側の沖を攻めてみる。竿一本くらい仕掛けが入ったところでギュンっと穂先まで来る引き、マダイか!って、おいしい想像が一瞬。違ってはいたが、うれしいアジ。25cmくらいありました。そういえば、5月ごろって、ここらにでっかいアジが回遊してくるんですよね。とくにウネリが入ったときに。その後、20cmくらいのを3匹追加。そして17時。勝負の時間。ウキ下を2ヒロにして、仕掛けを止めてまっていると、ウキがかすかに沈む。グッと手ごたえがきたもののスッポ抜ける。次、ゆっくりアワセるとギュイっと竿を絞め込む。今度は抜けないように針をしっかり掛ける。また軽くなる。ハリス切れであった。ずっと使っていたから傷が入っていたのか、それにしては切り口がスパっとしすぎている。次、すげーパワー、これクロダイか!グイグイ引っ張る。重い。なんとか方向反転に成功するがパワーが衰えろ感じがない。ウキは宙に浮いた状態なのに姿が見えない。やっとのことで手前に持ってきたが、パワーに衰えた感じはなくさらに潜り込んでいく。根に当たらないように耐えていたのに、ここでラインブレイク。根ズレではない。ハリスの切り口がスパっとしていた。チヌとは思えない。そういえば、毎年5月ごろって、ここで50オーバーのグレが出ていることを思い出した。ハリスを2.5から3号へ。次、またもすごい締め込み。でも、1発目をしのぐとすぐにでっかい黒い魚体、チヌだ!44cm。この引きから比較すると、さっきのがなんだったのか気になってしかたがない。あきらかにチヌとは違う。この後、すぐに迎えの船が来て納竿。港に着くと65を筆頭にマダイばかり釣っているお客さんがいた。もしかして、さっきのはマダイ?なんて考えたり。おもしろい。おもしろ過ぎる一日でした。




 5月11日、2日目は梶賀、勝三屋渡船。朝起きると外は雨、港の船は揺れが激しい。予想以上にウネリが入っているようだが、駐車場のほうから客の準備する音が聞こえる。ちょと安心する。私は知っている。こんなときでも沖磯に出れるのが梶賀。そしてよく釣れることも。今日は絶対梶賀。

 エビスの南に乗る。沖大黒と中大黒がウネリを遮ってくれるのだが、それでも目の前は洗濯機状態。時々、磯に跳ね返った波が頭をかぶる。雨が降っているのだからいっしょ。それと水温は温かいことが分かった。時々、ゴーっと音を立てて潮が下がりグワっと上がってくるときは恐怖を感じる。上げになったら撤収?あっ、13時が納竿タイムだった。

 サラシのコマセを撒く、今日はどこまで出ていくのでしょうか。1発目キタマクラ、2発目アカジャコ・・・・こんな洗濯機状況でもオマエラ!っと怒髪天。怒りがポセイドン様に通じたのか、その後は姿を見せなくなる。2時間が経過したころ、綺麗にエサが取られるようになる。グレがいる予感。ウネリに負けないようにオモリを数珠繋ぎして仕掛けを張っていると、穂先をグイって締め込んだ!40cmにはわずかに足りないがグッドな口太ちゃんでした。その後、25cmくらいのが1匹追加したところでアタリが遠のく。北側に乗った2人の客は始めて早々から頻繁に竿が曲がっているし、40オーバーと思えるグレもタモ入れしている。昔、加藤さんと乗って爆釣したことや、去年、45cmを釣ったことを思い出す。でも、あんなペースで釣れたら疲れちゃうかな。

 目の前の水道全体が時折、真っ白くなる。コマセはいったいどこまで流れていくのでしょうか。それを調べるため水中ウキをセットして中大黒まで遠投、が、向かい風に戻されて水道の真ん中までしか飛ばせない。そこからずーっと流していくとウキがスポーンと入った。いつもより重さを感じる。タモに収めて・・・・タモ枠と比較すると枠より大きい。41cmのグレでした。その後はさらに海が荒れて、水道は常時、洗剤たっぷりの洗濯機状態、ウキより負荷の大きいオモリをつけても仕掛けが沈んでいかない。一気に流されて、かなり沖までいって沈んでいくのだが、そうなると今度は道糸が横風に邪魔されて仕掛けを張ることができない。知らぬ間にエサを取られる。もちろん、グレの食べ方である。散々、エサだけ取られまくったが・・・・マヌケなグレが一匹掛かりました。引きは間違いなく40オーバーだ。一回、根に入られたがそこはテトラのチヌで磨き込んだテクニックでうまく出し、タモに収めたは43cmのブトちゃん。気分爽快。

 12時ごろ、今までとは違うおかしなウネリが入る。身の危険を感じたので納竿すること同時に迎えの船が来た。船長も今のおかしなウネリに早上がりの判断したとのこと。本日は3組の客はみんな40オーバーをキープしたようです。釣果は勝三屋さんのホームページに載っているので御覧ください。計算的中、納得にいく釣りに満足な一日でした。



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