日時 2010/01/09
場所 三重県錦ナベタハナレ
渡船 岡本旅館 0598−73−2214


2010年の初釣りは何処に行こうかと、渡船屋さんのホームページで釣果速報を確認してみると、名古屋から近場の紀伊長島で型の良いグレが釣れています。隣の地区の古和浦や錦でも大型のグレが釣れているようですので、年末から水温が下がって本格的な寒グレシーズンが始まったようです。水温が低下してくるこの時期は、深タナに潜んでいる良型のグレに照準を絞りますので、3ヒロから4ヒロ、状況によっては5ヒロ以上のタナでコマセの同調をイメージしなければ、良型のグレが竿を満月のように絞り込んでくれることは、イメージトレーニングだけで終わってしまいます。今回は40センチオーバーのグレを目標にして、1月9日
()に三重県錦の磯に出掛けてきましたので報告します。

錦の磯は磯割りがしっかりしており、高の島−源太郎−カッコ−黒崎−黒崎東のグループ、米島−水神−エビゴ−ナベタ−幸助−鏡のグループ、木生−ワラウチ−蛇島−乗り越し−軍艦のグループ、双子−ワラウチ−蛇島−乗り越し−軍艦のグループとなっていますので、詳細は各渡船屋さんに確認してください。当日は午前6時過ぎに出船しましたが、日の出までには少し時間がありますので、最初はライトを照らしながら暗い中での渡礁となります。高の島に渡礁を希望するお客さんがいなかったので、源太郎方面から黒崎、カッコの順に磯着けしていきます。わたしはナベタのハナレで頑張ることにしました。

ナベタのハナレは船着きを中心に周囲がすべてポイントになりますが、潮流に合わせて攻めることが釣果につながると思います。うっすらと沈み根が確認できるので、磯際から竿先ぐらいの水深は6メートルぐらいと思います。メインターゲットは30センチから40センチオーバーまでの口太になりそうですが、潮通しはエビゴ方面から水神方面に緩やかに流れており、この状況では鉛を打たなくても刺し餌はグレの口元に届きそうです。コマセも刺し餌もボイルを使用していましたが、刺し餌がかじられているので魚の活性は期待できそうです。しばらくは誘導仕掛けとした3ヒロから4ヒロを探ってみることにしました。刺し餌はかじられて戻ってくるのですが、ウキに当たりがでない事と魚が針にかかりません。刺し餌をグレがかじっているのか、餌取りがかじっているのか分からないもどかしい状態がしばらく続いたので、誘導仕掛けのウキ止めを下げて3ヒロ固定にしたところ、やっとウキでアタリを取ることができました。手のひらサイズのグレが数枚食ってきた後に、ウキがス〜ッと勢いよく入りそのままシャープな突っ込みを見せたことから、良型という文字が頭の中をよぎりましたが、26センチのグレでした。グレ釣りの場合は1枚釣れた手順で数枚をゲットできることが多いのですが、同じポイントを攻めてもなかなか次が続きません。少し潮の流れも変わってきたので、コマセと刺し餌が同調できていないことが考えられます。そろそろコマセも効いた頃と予想して、潮下にうっすらと見える大きな沈み根を狙うことにしました。こちらのポイントは仕掛けが馴染むとそのまま潜っていきますので、コマセと差し餌の同調だけを集中していると、1メートルほど沈んでいたウキが不自然な動きをしました。根掛かりを懸念してゆっくりと竿先できいてみると、グッーと竿に重量感が伝わってきました。軽く合わせを入れた後にやり取りを始めると、先ほどよりも心地よい引きで竿を曲げてくれました。引きの感じから掛かっている魚がグレであることは予想していましたが、もう少しサイズアップを望みたい30センチ弱でした。


グレ釣りはその時の状況に合わせた釣り方が大切なことが多く、
どうやらこちらの沈み根周りを攻める方が良型グレを狙うには良さそうな感じでした。何度か同じコースに仕掛けを馴染ませていると、いい感じに落ち着いていたウキが奇麗に入っていきました。すかさず合わせを入れると、久しぶりの良型を確信させる引きで気持ちが引き締まりますが、サイズ的にはもう一歩の引きです底への突っ込む力が弱くなってきたのを確認してから、少し強引に浮かせたグレは36センチでした。朝からだんだんサイズアップしてきているので、このまま粘れば40センチオーバーを手中に収めることができそうな気配でしたが、納竿の12:00が近づいてしまいました。


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