日時 2007/05/04(金)
場所 三重県 梶賀[勝三屋渡船]
内容 ゴルゴ隊員



5月になると加藤さんと2人で梶賀に行くのが恒例になっているようです。4日に通しで勝三屋さんにお世話になってきました。5月の大黒解禁に伴い、出船時、船は神須方面と大黒方面の2便が出るので最初の選択が運命の分かれ道である。3日に谷口さん、佐倉さんが通しで大黒方面に行くと聞いていたので、昼ごろ連絡してみるとまだ釣れていないと報告を受けてましたがその後はどうなったんでしょうかね。
「あっ、そうだ。谷口さんたちの釣果、聞くの忘れてた。午前中だめだったっていってたから夕方からいいじゃないかっては言ってたけど」
「でも、釣れたら連絡するよ。連絡がないってことは釣れないってことだよ」
「じゃあ、神須にしようか」
「小鼻にのれればいいけどね」

でも、小鼻は泊まり客に取られ乗ることは叶わず。さらに奥に進み、大鼻の横の磯で昔、会長、谷口さんと乗ってコッパ一枚だった記憶のあるところでした。今日は時季も違うし、潮も良く流れており、目の前には2つのサラシが広がり期待は十分でした。さっそく、オークションで落札したダイワ。紫電1.5-53を準備したのだが、いきなりハプニング。穂先ガードを外したときトップガイドが抜けてしまいその下のガイド4個がすべて外れてしまったのだ。なんとか3個は発見できたものの1個紛失。試釣したかったのに諦めざる得ない。いつ折れるか分からない傷入りの鱗海1-50を準備した。その間に加藤さんがグレを釣り始めた。
 手前には大小2つのサラシがあり、その真ん中が払い出しとなって白く伸びている。2人でそこを攻めた。3Bのウキに水中ウキをセットしてサラシの中で仕掛けを止め、ゆっくり沈めていくとコツコツとすぐに穂先に反応が来た。元気いっぱいに走りまわり、上がってきたのは20cmぐらいのグレでした。それから1投ごとにアタリがきた。サイズも25cmにUP、時折30cmがでた。目の前のサラシは大きくなったり小さくなったりを繰り返しながら除々に大きくなっていく。大物の予感がプンプンしてきた。だが、調子がいいときほど落とし穴が待っているものだ。魚を寄せていると、パーン!銃声のような音と同時に竿が根元から真っ二つになったのだ。加藤さんもびっくりしてこちらを見た。
「なんで折れたの」
「だいじょうぶ、もともと傷があるのは知っていたから、本当は修理に出す予定だったんだけどゴールデンウイークはメーカー休みっていうから・・・一回くらいならもつと思ったんだけど、もう、竿なくなったよ」
「じゃあ、俺の使いな」
「ありがとうございます。でも、谷口さん、これ聞いたら怒るかな」
「なんで」
「いつも、予備竿なしで来てて、この前借りたしね、それから持っとけって何度も言われてるから」
「いいよ、今日は2本持ってきたんでしょ」
「うん、じゃあ、いいんだ」
すっきりした気分で再開した。その後、30cmサイズ2枚を追加したところで、さらに流れが速くなり、アタリもなくなった。睡魔にも襲われてきたのでポイント休めも兼ね、ひと寝入りすることとした。


 起きると1130分になっていた。潮は多少ゆるんでおり、4Bのウキをセットするとしっかりと潮を捕らえた。アタリが出るまでに時間はかかるもののサイズは30cm弱と一回り大きくなった。12時を過ぎたころ定期便が来て、マイクで船長が

「午後から三宅がおもしろくなるから行きますか」

三宅とはラッキー、加藤さんも同じ思いだったので急いで磯変えの準備をした。竿を伸ばしたまま船に乗り込んだ。だが、いざ、三宅に行くとちょっと波が高いということで中止となり、湾内の磯になってしまった。潮はトロトロしており、期待はもてないものの、船長からは午前は釣れていたので試してみてはとのこと。磯には血抜きの跡があり、確かに午前は釣れていたようです。でも、先客のエサでお腹が一杯になったんでしょうか、良型のカサゴが2匹釣れただけで、他、まったく反応がありませんでした。海もスケスケ過ぎて釣れる感じがしないため1時間前には納竿としました。

 釣果は20−32cmが15枚ぐらいで、すべてリリース。加藤さんはカワハギ、ベラ、カサゴとおいしい雑魚を晩御飯用にもって帰りました。次の日、釣具屋に竿の修理に持っていくと戻って来るまでに2週間かかると言われました。来週から長期休暇なのに、予定が・・・・・・トホホー!

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