日時 2006/12/16()
場所 和歌山県 太地
内容 通し釣り
餌取り グレ… 10〜20センチぐらい


港を出て20分ほど経過したあたりで太地の名礁アシカが現れはじめましたが、すでに3名の釣り人が竿を振っているのが渡船から確認できました。どこの磯に降ろしてくれるのかな?と期待しながら周囲を見渡していると、渡船はどんどんアシカに近づいて行き、船長から今日のアシカはシーバス狙いのルアーマンだけだからアシカに降りようかと声が掛かりました。アシカは周年良型グレがよく仕留められる高実績場なので、たまには2番船で出るのも良いものだなと感じながら荷物を降ろして、向かいの磯であるオキノオシダシとの水道向きに釣座を構えました。

表層とサラシの中ではずいぶんと流速に差があるようで浮木が仕掛けを引っ張っていきますが、刺し餌は取られて無くなりますのでタナを浅くして少し鉛を打ってみたところ20センチほどのグレが食ってきました。グレの活性は高いようですがもう少しサイズアップしないとお土産を確保することができませんので、重量がありそうな針の選択と鉛を打つ位置に注意してタナを竿1本弱まで深くしてみました。何とか25センチクラスも混じるようになってきたので、あとは30センチ〜40センチクラスのグレを待つばかりですが、20センチ〜25センチのグレが餌取りと化して入れ食い状態が続きます。30センチ弱のものは取り合えず塩焼き用にキープしていた頃に弁当船がやってきたので船長に近況を伺うと、どうやら夕方に良型が食ってくるパターンとのことです。


サラシに見切りをつけてコマセが効いていそうな沈み根にポイントを絞り、鉛も外して軽い仕掛けを潮に乗せる作成にしました。狙いが的中して浮木が視界から消えてから数秒後に竿にゴツンと魚が掛かった衝撃が伝わってきましたので、合わせを入れると良型を想像させる重量感です。足元近くまで寄せて水面に浮かせようと竿を立てると下に向かって突っ込んでいく引きを見せ、浮木が水面から出てからも何度も真下に突っ込んでいきます。糸は出さなくても竿の強度でかわせることができましたが、ハリス切れに注意しながらソフトなやり取りで姿を表したのはやはり尾長でした。まあまあの型で強い引きを見せたので、ハリスをチェックして同じポイントに仕掛けを投入するとすぐに同様の当たりがあり、38センチの尾長を手にすることができました。時合いが続いていたので、この調子なら40センチオーバーもゲットできる気がしましたが、運悪く迎えの渡船がやってきてしまい納竿を余儀なくされてしまいました。

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