日時 2006/05/16
場所 東京都神津島
内容 HANKERS ゴルゴのレポート
報告


16,17日と会長、谷口さん、和田さんの計4人で神津島のオンバセに行って参りました。当初計画では2泊3日の予定であったが最終日の天候が悪くなるということで2日だけの釣行となりました。今回はとーっても充実、時間とお金があるならもう一ヶ月くらい泊り込みでやっていたい思いです。

 初日、大根に乗りました。天候は曇天、海は穏やかだが少し風があり、釣り座は向かい風だったため荒れ気味でした。2Bのウキに2Bの水中ウキをセット、段シズを打ってサラシに投入。止めて待っているとウキがゆっくりと入った。30cmのグレであった。神津ではコッパだが紀東では良型。感激の1匹、今までが散々だったからうれしかった。行く前は不安であった。おととしの2月から今までコッパ数枚しか釣っていないのだ。磯にあまり行かなかったとはいえ行ったすべてが生命感すら感じない日々であった。次に情報、5月に入って60オーバーが連発を良すぎる。期待していくころには終わっている。必殺坊主パターン。神津まできて同じだったら磯をやめる覚悟でいたがその必要がなくなってほっとした。同サイズを1匹追加したがその後、エサはなくなるがアタリがとれない状態が一時間ほど続いたため、ポイントを休める意味で朝食にした。再開したころ風が強くなり投げづらくなったのでタナを2ヒロにして磯際に投入、瞬間、ウキが消え、竿の腰までガツンときた。最初の突っ込みをかわすとあとは簡単に取り込めた。良型オナガだが40はないと思った。まだ、他の人が釣れていなかったので後でお披露目しようと天然イケスにキープした。反対側にいた谷口さんがフラフラ(釣れていない様子)とやってきたので見せてやると、「こりゃー40あるぞ」、メジャーで測ると41cmあった。やったぞー、祝ノルマ達成!谷口さんに記念写真を撮ってもらい魚をリリース、谷口さんもリリース。離れ際に一言「あーあっ。こっち来るんじゃなかった、こき使われたワイ」。こっちにくるように誘うと、「こっちもすごいことになっとるぞ、足元にグレが乱舞しとるぞ」

えー!

 磯の必須アイテム、ビーフジャーキーを持って反対側に行った。反対側は風裏、潮裏となるため紀東の磯状態。会長が愚痴る。「これじゃ三重も神津もいっしょだな、アタリはあるけど、2号だと切られ、3号だと食わん、あっちは調子いいよ、45cmぐらいのグレを3匹つっとるぞ」。横では谷口さんが呻きながら糸をひっぱて上げていた魚は血まみれのでーっかいイスズミであった。海の中を覗くと、おおー!たーくさんのでかグレがコマセを拾っていた。しばらくすると浮いてきてわきグレになった。会長も谷口さんも仕掛けを投入すれば食いつくシーンが何度もあったが針がすっぽ抜けノーフィッシュに終わった。でも、40オーバーのワキグレは迫力があった。やる気を注入されてポイントに戻った。


 13時ごろ、潮が変わり、風も出てきて目の前にサラシができた。サラシの中にコマセを入れると黒い魚体が見え隠れした。沖に入れていた仕掛けを足元に戻し、再度コマセを投入するとスポっとウキが消えた。35cmくらいのグレであった。それから同サイズが入れ食いになった。このぐらいのサイズだと引きは楽しめるし、もう少し大きいの大きいのと期待も膨らんでおもしろいですね。谷口さんが近くにきた野で状況を話と「どこいってもズミばっか、なんでもっと早く呼ばないんだ、一人楽しんでずるいなあ」、「さっきから呼んでたんだけど無視してどっかいっちゃたじゃん」。谷口さんがこっちに移動した後、イスズミボンバーがおこった。「おまえは俺にズミを釣らせるために呼んだのか」、「今までグレばっかだったよ、谷口さんが変なものつれてきたんじゃないの」。騒ぎあった後、最悪のクライマックスがきた。納竿間際、谷口さんの竿に強烈な引き、最初はズミと思ったがみょうに持久力がある。会長が近くにきていてズミと思った谷口さんは竿を預けてしまうが顔を見せたのはグレであった。目寸50くらい。初日はこれで終了したが舌戦が勃発。「あのグレは俺と谷口、2人で釣ったから2人とも50UP、ゴルゴだけだな50釣ってないのは」、「2人で釣ったから割る2で25cmじゃないの」、「ち・が・う・2人で50なの」

屁理屈になると年上2人ではかないませんね。(つづく)


 2日目、カド根にのりました。ポイント選びのジャンケンで勝利すると会長から「またジャンケンで勝ちやがった」、この一言の意味、釣師なら分かるだろう。沖側で、サラシの出来るポイントを遠慮なく選ばせていただくことにしました。気になっていたんですが、昨日、会長が乱舞しているグレを相手にしていたとき使用した針「あわせちゃだメジナ」を使用してみた。会長はあわせてしまったばっかりにバラシしてばかりだったが、実際、あわせなかったらどうなんでしょうか。結果、バラシは一回だけだった。カカリがないのにはずれないのは不思議ですね。針は飲み込まれないし、すぐはずれるから魚は傷めない。グレは海のフナというぐらいだからスレ針を使うのが筋かな。こんなおもしろいものを設計した人はどんな人なんでしょうか。


 本日の結果、最寸長43cm、25−30cmが入れ食いだったため、納竿1時間前にエサ切れで終了。あまった時間はベテランの腕前を見せていただくことにしました。片付けを終え反対側に行くとすごい状態になっていました。サラシが出来るたびに投入すれば40オーバーが入れ食い、50UPはなかったが30分ほどの間に2ケタを超えてしまった。高場から見ていて分かったのですが、サラシの出来る場所に巨グレが集まり、サラシが出来たとたん一斉にその方向を向いて列ができ、それから我先にとびつく。サラシがなくなると潮の切れ目付近でエサを拾う。この状況を前に釣りができなかったのは残念、でも十分満足な2日間でした。次回は50UPに挑戦したいですね。

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