《 場所:三重県古和浦/ 渡船:正丸渡船 》
今日はチームグレックス愛知支部の集まりで、古和浦にやってきました。古和浦は2003年の5月に磯場が解禁したばかりの魅惑の地区ですが、渡船屋さんが定員制のシステムを導入していますので予め予約が必要となり2番船も無いようです。しかし表現を変えれば、ギュウギュウ詰めの渡船に乗って磯の取り合いをすることは無く、安心して釣りに出掛けることができます。
船長は磯際に大きいやつがいるからなとアドバイスを残して戻っていきましたので、今日の仕掛けをセッティングすることにしました。愛竿のダイワメガドライ2の1.5−53にトーナメントISOZ2500LBのお気に入りタックルを取り出し、GREX製の山下浮きかGREDIA-Slimのどちらを付けようか迷いましたが、磯際狙いが多くなることを予想してGREDIA-Slimを選択しました。また、メインターゲットは25センチから45センチオーバーまでの口太になりそうな気配なので、ハリスは1.7号〜2.5号、釣り針は食い込みを重視してGRANのZEEKを選択しました。
オジマという磯
磯際と言っても刺し餌がグレの口元に届くように潜り潮を探しますが、なかなか良い流れが見つからずに高価な浮きを数個ほど失ってしまいました。微妙にシズの位置をずらしながら、いろいろ試していると浮きが一気に消し込むのが確認できたので一気に合わせをいれると強烈な引きが竿に伝わってきます。良型の尾長グレかアイゴかサンノジが頭によぎります。浮きが確認できるまで糸を巻いても、何度も強烈な引きで突っ込んでいくのを耐えて魚を浮かせてみると特大アイゴで超ガッカシです。
検量結果=39.8cm/1100g
できるだけ磯際狙いに徹底した釣りに心掛けていると、潮流の向きが右から左に変わってきましたので、足下のシモリに注意しながらコマセと差し餌の同調に集中していると、1メートルほど沈んでいたGREDIA-Slimが不自然な動きをしました。根掛かりを懸念してゆっくりと竿先できいてみると、グッーと竿に重量感が伝わってきましたので軽く合わせを入れてから久しぶりの良型を確信させる引きで戦闘開始です。グレも簡単には浮いてきてくれませんので、張り出た根をかわしながら体力の消耗を待ちます。ハリスは2.0号なので擦り切れさえしなければ切れることは無いですが、磯際での勝負なのでソフトなやりとりに心掛け、底への突っ込む力が弱くなってきたのを確認してから少し強引に浮かせにかかりました。水面に浮かせたグレは目測で40センチオーバーのグレでしたので、慎重にタモ入れしてフィニッシュです。
私がこの時期に感じることですが、良型グレがヒットしてくる時間帯は納竿の30分ぐらい前からが多いような気がしますので、諦めずに最後まで粘るのが釣果をもたらす秘訣かもしれませんね。今年も残りわずかですが皆さんも良型グレに出会いに出掛けてみてはいかがでしょうか。
何と優勝トロフィーもありました。
[今回のタックル]
メガドライ2 1.5-53 トーナメントISO2500ZLB |
Vermax GRUN ZEEK |