暑い夏磯から秋磯に移り変わろうとしている9月27日(土)に7名の釣友たちとの再会を兼ねて、紀伊半島の代表的な釣り場である尾鷲に出かけてきましたので報告します。天気予報で海況を確認したところ尾鷲地区は晴れで波高1.5メートルと絶好のさかな釣り日和です。久しぶりの磯釣りに心を躍らせながら、当日の出船予定時間である午前4:30には仕度を済ませましたが、すでにゆき丸渡船(0597-22-7255)さんが渡船のエンジンをかけて待機していましたので、荷物を載せてからどこの磯に渡してくれるのか予想してみます。今の時期は、中小型の数釣りか大物の1発狙いを選ぶことも可能ですが、今回は久しぶりの尾鷲であることと、釣友たちとの久しぶりの顔合わせを兼ねているので、できるだけ潮通しの良い磯で楽しみたいというのが皆の気持ちでした。

湾内の海況を観察した感じでは海は穏やかです。左手にトガ島を眺めながらゆき丸はどんどんと進んでいきますので、どうやら今日は立神でのチャレンジのようです。この日は大潮で満潮6:58、干潮13:00、水温は22.1度です。潮は熊野方面からトガ島方面に流れていましたが、渡礁を済ませてみると潮がどこかで巻き返しているのか磯際の近くは逆の流れになっており、15メートルほど先に潮目が続いています。

釣りを開始して暫くしてもキタマクラ以外に餌取りの姿が見られないことが不安でしたが、良型のカワハギが数匹現れましたので、ウキ下を1ヒロに上げて3匹ほどゲットしました。カワハギにしてはかなり良型の部類に入るであろう30センチクラスに満足して、ふたたびグレを狙いますがなかなか浮いてきません。試行錯誤を繰り返してタナを少し深めにしたところ、いきなりガツーンときたのでやり取りを開始しましたがどうやらグレの引きではないようです。どちらにしても40センチオーバーは確信した引きを堪能して魚を浮かせてみると、横に沖に走り始めたので青物か?が脳裏をかすめた通りに35センチほどのカツオでビックリです。

何とかグレの口先に刺し餌を届けようとハリスにBの鉛をセットして強制的に沈めますが、なかなか作戦が的中しません。良型グレは悠々とオキアミを捕食しているに違いありません。今回は試行錯誤をしてみたものの良型グレをゲットすることができませんでしたが、時折40センチオーバーが出ているようです。


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