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梅雨空けも間近となった7月13日(日)に私が所属するチームグレックス愛知支部の懇親会で愛知県南知多町の篠島に出かけたのでご紹介します。篠島は三河湾国定公園にあり愛知県知多半島の先端、師崎港から海上わずか4kmの近さで名古屋から最も便利な島です。篠島の沖堤防への渡礁には海上タクシーを利用しますが、我々は康洋海上タクシー(0569−67−2853)さんのお世話になりました。

渡船に乗り込んで10分も経たないうちに沖堤防に到着しましたが、横に1kmほどありそうな長い堤防で予想していたよりも釣り人の収容能力はありそうです。テトラが敷き詰められた沖向きを釣り座としましたが、同じ堤防であっても潮の流れが複雑なため釣り座の選択で釣果も変わるようです。潮は基本的に堤防を沿うように左から右に流れる場合と右から左に流れる場合に分かれますが、周期が短く潮流も速いので仕掛けがあっという間に流れていってしまいますので攻め方の組み立てにご注意ください。またテトラが竿1本ぐらい前まで敷き詰められているので、あまり棚を深く取ると根掛かりでウキの消失原因となります。この辺りは良型チヌと小型から中型グレの魚影が濃いポイントで、条件が良いとグレが水面まで浮いてきます。

私の場合はいろいろと試してみましたが、うまくグレを浮かせることができませんでしたので、途中から棚を3ヒロとしたゼロスルスル仕掛けにチェンジしてチヌ狙いに切り替えました。最初は潮流の緩やかな足元のテトラの切れ目を狙っていましたが、隣のベテラン釣り師が少し沖目で良型チヌを食わせたことを見逃しませんでした。これまでチヌと言えば、潮流の緩やかなポイントで餌を待っているイメージが先入観としてありましたが、ここのチヌは潮に乗った餌を目当てに食い上がってくるようです。右から左に流れていた潮が徐々に緩やかになって左から右の方向に変わったときでした。良い感じでコマセが刺し餌と同調していることを予想しながら仕掛けの張りに注意していると、スーッとウキが斜めに入っていったので軽く合わせを入れると竿に魚の重みが伝わってきます。選択したハリスが1.2号であることに少し後悔しながらやり取りを開始しますが、重量感のわりには底への突っ込みが少ないことに安心しました。しかし魚を足元まで寄せて浮かせにかかりますが、沈んだテトラをめがけて潜り始めたので、引きの強さからチヌでは無いのかな?と少し疑問を抱きながらハリスの根擦れに注意して竿の弾力で疲れるのを待ちます。なかなか引きが強いのでいつもよりやり取りに時間がかかったような感じがしましたが、やっとこさ浮いてきた魚体が良型チヌであることを確認してフィニッシュとしました。

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