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台風が通過した後のためかウネリが残っていますが、渡礁目標の大黒に順次磯着けしていきます。この日は小潮で満潮13:13、干潮18:48です。潮は神須方面に流れており15メートルほど先に潮目が続き、足下から張り出した大きなサラシの白泡が伸びています。コマセに群がる餌取りは鰯の団体さんですが、サラシの緩やかな場所には赤ジャコの姿も見られます。

今回は刺し餌にボイルも持参していましたので、餌取り対策として試してみたところカウントダウン釣法で刺し餌が残ってくるタイミングがありました。確かに餌取り対策に得策であることは確認できましたが、肝心のグレが食ってきてくれません。試行錯誤を繰り返していると釣友の日高さんの竿が満月を描いています。慎重なやり取りの末にタモに収まったグレは34センチでした。コマセを打ち込むタイミングの時間差攻撃で何とか25センチのキーパサイズをゲットすることができましたが、グレの活性が低いのか食い上がってくる気配も見られず後が続きません。

良型グレは悠々とオキアミを捕食しているに違いありません。気持ちは焦りますが、餌取りの層を突破させることができなければグレは食ってきません。たまにグレが餌取りを蹴散らして、思わぬ大漁に恵まれることもありますが希なケースです。今回は試行錯誤をしてみたものの良型グレをゲットすることができませんでした。同じ磯でもその日の海況で釣果が大きく左右することを痛感しました。

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