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お世話になっている紀東釣りエサセンタ(0598-74-1072)さんによると、梶賀を含めて九鬼崎〜新鹿までの地区でこの好調な寒グレの状況が続いていたそうです。3月も下旬に入ってからは中型サイズの釣果が目立つようになっていましたが、3月29日(土)に40センチオーバーを目標に掲げて自宅を出発しました。当日の出船予定時間は午前5時30分でしたが、駐車スペースの確保も考慮して午前4時30分に駐車場に到着しました。先客は数名のようでしたので、混雑が苦手な私は少し安心して眠りましたが浅い眠りから覚めると隣の車に乗っていた和歌山の藤原義雄さんにちょっとびっくり。先週末に同船させて頂いた大阪の宮川明さんなど、最近の梶賀はフィールドテスタもよく来られるようです。薄明るくなり始めた5時30分に予定通り出船です。見張り下を通過した渡船が1番に目指した磯は梶賀の1級磯である神須の鼻。藤原義雄さんを含めて同船した人は皆小鼻に降りましたが、今日はゆったりと釣りがしたかった私は他の磯に降りることにしました。沖磯の三宅も候補にしていましたが、船はUターンして見張り下を過ぎていきます。船長から何処がいい?と訪ねられましたがお任せした方が得策だと思いましたので、船長お薦めであった松の下でチャレンジすることにしました。このところ水温が上がりグレの活性も高く、数日前にはでっかいグレのバラシがあったそうです。


この日は中潮で満潮4:42、干潮10:28です。潮は神須からドンビ方面に流れており、先端50メートルほど先に潮目が続いています。私の釣座の右手は適度なサラシが張り出しており、20メートルほど先まで白泡が伸びています。コマセに群がる餌取りは鰯の団体さんのようですが、コマセにつられて餌取りが何も出てこないよりも気分的にやる気は出ます。左手の目の前に大きな沈み根がありますので、仕掛けが張り付いて根掛かりの心配がありますがコマセが溜まりそうな絶好のポイントです。


コマセが効いてくると、鰯の他に小鯵が釣れ始めました。グレの潜むポイントを探りますが、潮流に逆らうことができずに左手の大きく張り出した沈み根に仕掛けが張り付きウキの損失が心配です。あそこで仕掛けを止めておくことができたら、きっとグレが食ってくるのにな〜と考えながら、仕掛けを流すコースを少しずらして様子を見ていると、何やら底の方で青白いものがチラチラし始めました。グレに間違いなさそうなので、仕掛けを落ち着かせてポイントにしばらく刺し餌を送り込んでいると、25センチほどのグレが食ってきて心地良い引きを味わうことができました。


すでにヒットポイントにコマセが溜まってグレが集まっているのが確認できますので、こうなると今日のヒットパターンを見つけてしまったようで、しばらくの間は同型サイズの入れ食いが続いて晩ご飯のおかずは調達完了です。早めに刺し餌が本命の40センチオーバーに届くようハリスにジンタンを打ち、少し遠くから流し込んでみますが餌取りに刺し餌を横取りされるか25センチほどのグレが食ってきてしまうかのどちらかで解決策がみつかりません。弁当船で船長に相談したところ、もう少し下の層に大きいやつが必ずいるから頑張れと励まされていたので、少しでも良型のグレを抜き出そうと四苦八苦していたら、弁当を食べるのも忘れてあっという間に納竿の時間になっていました。

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